最近FIREという言葉をよく聞くけど、目指す理由が良く分からない。
最近FIREを目指し始めたけど、他の投資仲間がFIREを目指す理由が知りたい。
こんな風に思っている方はいませんか?
FIREという言葉は認知されてきたものの、なぜFIRE志すのかを語る人は意外と多くありません。
特に現実世界では、お金の話がしずらい風潮があるためか「私はFIREを目指してます」と公言する人をあまり見かけませんよね。
本記事では、新入社員時代からFIREを志す私がFIREを志す5つの理由をお伝えします。
FIREを知らない方やFIREのメリットを知りたい方の参考になれば幸いです。

- 『いにしえ』運営者
- ミッションは「会社員が人生の主導権を取り戻すキッカケに」
- 発信軸は❶マインド❷キャリア❸資産構築
- 年収1,000万円のアラサー会社員
- HSP気質の2児の父
- 早期の経済的自立(FI)を目指す
FIREの定義
FIREを知らない方のために、定義をおさらいします。
FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取った略称で、経済的自立と早期退職を意味する言葉です。欧米で生まれた概念ですが、近年では日本国内でも徐々に認知が広がっています。
似た言葉にアーリーリタイアがありますが、イメージは以下のとおり異なります。
アーリーリタイア | FIRE |
---|---|
その後は資産を切り崩し、悠々自適に生活 | 起業や投資で大金を手にし早期退職不労所得で生活費を賄い、資産を切り崩さずに生活 | 必要な資産を築き早期退職
アーリーリタイアは資産を切り崩して生活するスタイルのため、一部の成功者を除き実現ハードルが高い点が特徴です。

資産運用を前提としないため、貯蓄でも成立します
FIREは生活費次第で必要な資産額が変わるため、生活費が少ない人であれば必ずしも多額の資産を必要としません。



ただし資産運用による不労所得が前提にあるため、貯蓄では成立しません
なお、FIREにはいくつかの種類があるのですが、具体的な内容は別記事でご紹介しますね。
私がFIREを志す5つの理由
それでは私がFIREを志す理由をお伝えします。
先日私は以下のツイートをしました。
私がサイドFIREを目指す5つの理由
— 小筆アラン | 人生の主導権を取り戻せ (@aran_kofude) October 26, 2022
①ライスワークから卒業したい
②出世すればするほどしんどそう
③1人時間•家族時間を増やしたい
④空いてる平日に出掛けたい
⑤いつ働けない体になるか分からない#fire #投資家さんと繋がりたい
これからご紹介する理由は、いずれも上記のツイートが元となっています。
ライスワークから卒業したい





突然ですが、あなたは何のために仕事をしていますか?
- 生活費を稼ぐため
- 社会との接点を維持するため
- 生きがいだから
- 夢を実現するため
人それぞれ理由はあるでしょう。
しかしながら、多くの人にとって仕事は生活のためにするもの。これが現実なのではないでしょうか。



仕事を辞めたら100億円もらえるとしたら、辞めるかな
ライスワーク、ライフワークという言葉をご存じでしょうか。
私の理解はそれぞれ以下のとおりです。
ライスワーク(Rice-Work) | ライフワーク(Life-Work) |
---|---|
ごはんを食べるための仕事 | ごはんを食べるための仕事 |
これも推測ですが、多くの方にとって今の仕事はライスワーク(Rice-Work)なのではないでしょうか。
もし今の仕事がライフワーク(Life-Work)だと思えるなら、あなたは稀有な存在。自己実現ができている理想的な状態だと言えます。
残念ながら私にとっても、今の仕事はライスワーク(Rice-Work)ですね。
FIREの達成は、言い換えればライスワークからの解放。
お金の心配なく自分のしたいことに時間を使えるのは、FIREの最大のメリットです。



働きたくないんじゃなくて、生活のためだけには働きたくないんだよな~
この考えに共感できる方は、FIREを視野に入れてみても良いかもしれません。
出世すればするほどしんどそう


サラリーマンにとって出世・昇進はいわばメインストリーム(王道)です。
どうせ働くなら偉くなりたいと思うのは、当たり前ですよね。
しかしながら、最近若い世代の間では出世を望まない人が増えてきています。
東晶貿易株式会社が運営する『転職サイト比較plus』が実施したアンケート調査によると、20代のうち出世を望む人は約20%です。



思ったより出世したい人は少ないんだね
出世を望まない理由を見てみると、責任が増えてプライベートが削られることを嫌う声が上位ランクイン。
反面、給料UPに興味がない人は少ないことが分かります。



お金は欲しいけど過重労働はしたくない、という価値観が読み取れます
私はこの価値観に100%同意したい。仕事は嫌いではありませんが、出世をしたいとはあまり思えないんですよね。
周囲の管理職を見ると、若手社員以上に長時間労働をしています。中にはイキイキしている人もいますが、働きすぎで顔色が悪い人が多いです。
上司の姿は将来の自分の姿
上司の生活スタイルに憧れないのに、出世したくなるはずがありません。
一方で「働かないおじさん」を目指したいかと問われると、多くの人はNOと答えるでしょう。
給料泥棒と揶揄されながら堂々と居座れるほど、強靭なメンタルを持ち合わせていないからです。
頑張るも地獄、頑張らないも地獄。これが今の若者の本心だと考えています。
FIREを達成すれば、こうした先行き不安から解放されます。
1人の時間・家族との時間を増やしたい


1人の時間や家族の時間を確保できるのもFIREの魅力です。
会社員は時間の制約があまりに大きいですよね。
どれだけホワイトな会社に勤めていたとしても、1日のうち7-8時間は仕事に費やすことでしょう。
リモート勤務が可能な会社であればまだしも、毎日出勤が必要な会社の場合は往復の通勤時間も馬鹿になりません。
残業が多くリモート勤務もできない会社の場合、平日に仕事意外の時間を確保するのは至難の業。趣味や自己研鑽は、スキマ時間か休日に回すこととなります。
独身であれば、それでも何とかやっていけるでしょう。
しかし子育て世代ともなると、もはや平日に自由時間を確保するのは夢物語。
趣味や自己研鑽をするためには、睡眠を削って早朝・深夜に取り組むほかありません。



周りの子育てパパやママをみても、寝不足の人が大半です
自己研鑽はもちろんのこと、家族との団らんの時間も不足しがちです。
我が家では、私がリモート勤務の日は家族全員で夕飯を食べたりと、必要最低限の団らん時間は確保できています。
でも常に時間との闘いです。時間を気にせずに子供と遊ぶのは難しいと感じますね。
老後になってやっと自由な時間がもらえるんじゃ、正直遅すぎる
子供が小さいうちこそ、家族でゆっくり過ごす時間が欲しいと心から思います。
このように、会社員を続けながら生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)を高めることは容易ではありません。
人々がFIREを追い求めるの背景には、「慌ただしい毎日から抜け出したい」という切な願いがあるのではないでしょうか。
空いている平日に出掛けたい


4つ目の理由は、平日に出掛けたいからです。
前述した3つの理由に比べると、やや軽めの動機ですね。



切なる願いというよりは、憧れといったイメージかな
私は東京在住なのですが、休日の混雑には悩まされています。
人気スポットに行こうものなら、何をするにも待ち時間が必要です。
私はひと一倍混雑が苦手なので、外出の際は「どのくらい混んでるかな?」と毎回気になってしまいます。
まあ私に限らず、混雑が好きな人はいませんよね。
個人的に憧れるのが、平日にディズニーランドに行くこと。私は休日にしか行ったことがないので、想像しただけでもニヤニヤが止まりません。
旅行も平日に行けると最高ですね。
あくまでおまけの要素ではありますが、平日にも好きなところへ出かけられるのもFIREのメリットです。



有給休暇で出かけるのとは、違った感覚なんじゃないかな
いつ働けない体になる分からない


最後に紹介するのは、ややネガティブな内容です。
会社員の最大のメリットは、何といっても安定的な給料ですよね。
しかしながら、給料は私たちの労働力の対価として払われるもの。
万一ケガや病気で働けなくなった場合、収入は途絶えてしまいます(傷病手当金や失業手当は受給できますが)。
これは会社員に限らずフリーランスや自営業者も同じですが、働かないと収入が入ってこないのは、やはり不安が残ります。
しかし、経済的自立を実現しいつでもFIREできる状態になれば、働けない体になった時の影響を和らげられるのです。
冒頭にお伝えしたとおり、FIREは「経済的自立と早期退職」を意味する言葉。
退職をしなければ、完全にFIREしたとは言えません。
ちなみに、経済的には自立できた退職していない状態を「FI」と呼んだりします。



FIは「Financial Independence」の略ですね
実際にFIREするかどうかはさておき、いつでもFIREできる状態にあれば、将来の不安は軽減できます。
働かなくても資産収入で生活を賄えるからです。
このように将来のリスクに備えられる点も、FIRE(正確にはFI)を目指す理由の1つです。
FIREを目指すプロセスを楽しもう
ここまで私がFIREを志す5つの理由をご紹介してきました。
中には軽薄な理由もあったかと思いますが、私にとってはいずれも切実な願いなのです。
本記事を読んで「私もFIREを目指したい」と思った方もいるかもしれません。私の気持ちに共感してくれる投資家さんもいるかもしれません。
何か1つでも心に響く内容があったなら嬉しく思います。
最後にもう1つ伝えたいメッセージがあります。
それは、
FIREを目指すプロセスを楽しもう
ということです。
FIREまでの道のりは、決して短いものではありません。思うようにならず、時には諦めそうになることもあることでしょう。
そんな時はどうかあまり深刻にならないでください。



FIREは幸せになるための手段であり、人生の目的ではないからです
私と一緒にFIREを目指すプロセスを楽しみましょう。
ちなみに私は20代で3,000万円を築けましたが、まだまだFIREへの道は長そうです。
最後まで読んで下さりありがとうございます。