晴れて新社会人になったものの、毎日がつらすぎる。このまま定年まで働くなんて無理だ。
こんな風に悩んでいませんか?

まさに私がそうでした
仕事が上手く進められず上司に怒鳴られる毎日。会社では常に緊張感MAXだし、帰宅してからも頭は仕事でいっぱい。
最初の1年だけで何度心が折れそうになったことか…。
だから安心してください。社会人1年目がつらいのは、あなただけではありません。
- 社会人1年目がつらい5つの理由
- 仕事がつらい社会人1年目が考えるべきこと
あなたと同じく「苦しい新入社員時代」を過ごしたアラサー会社員の私が、当時の記憶を振り返りながら書きました。少しでも参考になれば幸いです。


- 『いにしえ』運営者
- ミッションは「会社員が人生の主導権を取り戻すキッカケに」
- 発信軸は❶マインド❷キャリア❸資産構築
- 年収1,000万円のアラサー会社員
- HSP気質の2児の父
- 早期の経済的自立(FI)を目指す
社会人1年目がつらいのは自然なこと
社会人1年目がつらいのはあなただけではありません。



みんな楽しく頑張ってるのに、なぜ自分だけつらいんだ…
こんな風に悩む必要は一切ないのです。
マイナビ学生の窓口が2017年に実施した調査によると、社会人に1~5年目のうち1年目がきつかったと答えた人はおよそ67%。1年目は多くの人にとって一番つらい時期なんですね。
- 社会人1~5年目のうち、一番きつかった年はいつでしたか?
-
第1位「1年目」114人(67.1%)
第2位「3年目」29人(17.1%)
第3位「2年目」18人(10.6%)
第4位「5年目」7人(4.1%)
第5位「4年目」2人(1.2%)出典:マイナビ学生の窓口
調査期間:2017年4月
調査人数:社会人歴6年目以上の社会人男女170人



SNS上でもそんな声がチラホラ



とにかく、自分だけがダメだなんて思わないで
社会人1年目がつらい5つの理由
社会人1年目がつらいのはなぜでしょうか?私が考える理由は以下の5つです。
- 気負いすぎてしまう
- 仕事の基本が身についていない
- 周りが全員スーパーマンに見える
- 学生生活とのギャップが大きすぎる
- 成果を出してないから手を抜きづらい
気負いすぎてしまう
社会人1年目って気合いが入りますよね。
- 早く一人前のビジネスマンになるぞ!
- 同期の誰にも負けるもんか!
苦しい就職活動を乗り越えて入社した憧れの会社。バリバリ働いて結果を出そうと息巻いている人は多いでしょう。



私もそうだったのでよく分かります
もちろんこの姿勢は素晴らしいです。でも残念ながら、気合いが空回りするケースも多く見られます。
- 全力で取り組みすぎて疲れてしまう
- 優先順位を忘れ、すべての仕事に全力で取り組んでしまう
せっかくやる気を出して頑張ってるのに、空回りして上司に怒られることも。気負いすぎはつらくなる原因の1つです。
仕事の基本が身についていない
仕事の基本が身についていないことも、社会人1年目ならではの悩み。
- 報連相はどうやるのがベストなのか?
- メールの文面はどうすればいいのか?
- 仕事の全体像はどうなっているのか?
- 他の部署はどんな仕事をやっているのか?
最初は何が何だか分からないのが普通です。他の先輩社員が当たり前に知っていることも、すべてが初耳。



何をやるにも時間がかかっちゃうんだよね…
気合十分で臨んだのに、仕事をどう進めればいいか分からない…。このギャップに打ちのめされる人が多いのです。
周りが全員スーパーマンに見える
当たり前ですが、新入社員は会社で一番の下っ端。周りの先輩たちが全員にスーパーマンに見えることでしょう。
2年目の先輩はあんなに仕事がデキるのに、なんで自分はデキないんだ…。こんな風に落ち込んでしまうこともあるはずです。



私も絶望したな~…
でも実はみんなそうやって成長してきたんですよね。あんなにカンペキに見える先輩たちだって、新入社員の頃はダメダメだったはず。1年前まで学生だった人が、いきなりカンペキに仕事をこなせるほうが不思議なんですよね。
社会人1年目は社会人界の赤ちゃん
決してバカにする意図はありません。このくらいの気持ちでいたら気が楽になりませんか?
学生生活とのギャップが大きすぎる
学生と社会人では生活スタイルに大きなギャップがあります。そしてそのギャップが苦しさを生んでいます。
これは文系学生だけかもしれませんが、学生時代って正直お気楽でしたよね。
- 最低限の勉強をして
- サークル仲間とワイワイして
- バイトや趣味に勤しむ時間もあって
はっきりいってストレスフリー。授業だって休もうと思ったら休めるし、自分を縛り付けるルールも全然ない。



”人生の夏休み”と言われるのも無理ないね
そんなハッピーライフを過ごしてきた人たちも、社会人になった途端にギチギチの生活を強いられます。
- 決まった時間に起きて
- 満員電車に揺られて
- 上司に厳しい指導を受けて
- 趣味を楽しむ時間も少ない
まさに天国から地獄。この落差を受けて、社会人最高!となるはずがありません。
成果を出してないから手を抜きづらい
当たり前ですが、社会人1年目には実績がありません。旨を張って自慢できる成果がありません。
人間の心理とは不思議なもので、成果を出していないと手を抜きづらいです。



成果出してないのに有給休暇取っていいのかな…
有給休暇や定時退社、仕事の取捨選択に至るまで、新入社員って主張しずらいんですよね。逆に成果を出している中堅社員なんかは、サクッと休みを取ったり、仕事を断ったりしているものです。
これは新入社員の宿命。成果を出せるようになれば、適度に休めるようになるでしょう。
仕事がつらい社会人1年目が考えるべきこと
仕事がつらい社会人1年目は、果たしてどうすればいいのでしょうか?
私は以下の2つの視点で考えることをオススメします。



1つずつ解説します
その「つらさ」はどこから来るか?
何となくつらい!と思っていても解決しません。なのでまずは、その「つらさ」はどこから来るか?を把握しましょう。



上でご紹介した5つの理由は、代表的なものだね
- 気負いすぎてしまう
- 仕事の基本が身についていない
- 周りが全員スーパーマンに見える
- 学生生活とのギャップが大きすぎる
- 成果を出してないから手を抜きづらい



ただし上記に該当しない理由も多々あります。以下のようなケースです
- 社風が自分に合わない
- 仕事内容が自分に合わない
- 上司のパワハラがひどい
- 法外な処遇を受けている(賃金未払など)etc…
「新入社員なら誰もが感じるつらさ」なのか?それとも「環境特有のつらさ」なのか?
一度冷静な頭で考えてみてください。
その「つらさ」は時間が解決してくれるか?
原因が把握できたたら、次は時間が解決してくれる問題なのか?を考えます。
なぜなら、それによって取るべき行動が変わってくるからです。



以下のグラフをご覧ください





横軸が”時間”、縦軸が”状態の良し悪し”だね



A・B・Cそれぞれの違いは次のとおり
- 【A】
-
時間の経過とともに状態が良くなっていく
→特別な対処はしなくてOK
- 【B】
-
時間が経過しても状況は変わらないが、転機が訪れれば良くなる
→転機を待つのも一案
- 【C】
-
時間が経過しても状況は変わらず、転機も訪れない
→早めに何らかの対処が必要
ひとくちに「つらい」といっても、その原因は様々。ご自身のつらさがタイプABCのどれに当てはまるのかを理解し、適切な対処法を考えてみてください。



時間が解決することもあるからね
早期離職は最終手段
インターネット上には、つらいときは転職しよう!という主張が多く見られます。
私もどちらかというと転職推奨派なのですが、何がなんでも転職すればよいとは思いません。特に社会人1年目ともなると未経験扱いとなるため、あまりオススメできません。
早期離職は最終手段。このまま今の場所で働いていても埒が明かない。そう思った場合にのみ、慎重に検討してください。



さっきのタイプCに当てはまる場合ってことだね



そう。求人は逃げないから、焦らなくてOK
さいごに
さいごにまとめです。
- 気負いすぎてしまう
- 仕事の基本が身についていない
- 周りが全員スーパーマンに見える
- 学生生活とのギャップが大きすぎる
- 成果を出してないから手を抜きづらい
社会人1年目は誰にとってもある程度つらいもの。今は苦しいかもしれませんが、時間が経てば少しずつ楽になります。
私自身、絶望的な新入社員時代を過ごしましたが、今ではそこそこ立派に働けています(たぶん)。今でもつらいことは多々ありますが、当時に比べるとだいぶ減ったように思います。
大切なのは「今のつらさがどんな性質かを知ること」。それができて初めて、適切な対処法が浮かび上がるのです。
本記事の内容が、少しでも参考になれば嬉しいです。



応援しています!
最後まで読んで下さりありがとうございました。