- 職場の上司が威圧的で苦手だな
- 萎縮してしまって仕事が上手く進められない
こんな悩みを抱えていませんか?
働き方改革が進みパワハラは減ってきたように思いますが、まだまだ威圧的な上司は存在します。
インターネット上の記事を見ると、その多くは以下のような対処法を紹介しています。
- 威圧的な上司にはなるべく関わらないようにしよう
- 周囲の人に助けを求めよう
- 仕事終わりにストレス発散しよう
私の経験上、こうした対処法はあまり効果がありません。悩みの根源である上司との関係を改善できていないからです。

上司と関わらないのも無理だよね
確かにその場しのぎにはなるかもしれませんが、結局また悩むことになります。
そこで今回は、幾度となく威圧的な上司と対峙してきた私が、威圧的な上司を味方につけるための意外な対処法をご紹介します。



本質的なアプローチを意識したので、是非ご覧ください


- 『いにしえ』運営者
- ミッションは「会社員が人生の主導権を取り戻すキッカケに」
- 発信軸は❶マインド❷キャリア❸資産構築
- 年収1,000万円のアラサー会社員
- HSP気質の2児の父
- 早期の経済的自立(FI)を目指す
威圧的な上司の深層心理
対処法をご紹介する前に、彼らがなぜ威圧的になってしまうのかを考えてみましょう。
私のこれまでの研究によると、多くの場合次のような要因が複雑に絡まりあっています。
- 部下や同僚から尊敬されたい
- 部下や同僚から馬鹿にされたくない
- 厳しい指導が部下を成長させると信じている
- 仕事や家庭でストレスが溜まっている etc..



彼らも苦しいんだね。。
そうなんです。
一番のポイントは、あなたを苦しめるために厳しくしているわけではないということです。
この前提を理解することは、彼らへの対処法を考える上でも非常に重要です。
威圧的な上司を味方につけるための6つの対処法
以下では、威圧的な上司を味方につけるための6つの対処法をご紹介します。



先日以下のツイートをしました
これからご紹介する方法は、いずれもこのツイートが元となっています。
それでは1つずつ見ていきましょう。
自分から飲みに誘う





威圧的な上司を自分から飲みに誘うなんて、どういう思考回路?
こんな風に思われたかもしれません。でもね、この方法はかなり効果的なんですよ。
部下から誘われて嬉しくない上司はいません。
自分が上司になったことをイメージしてみて下さい。
部下に慕われない自分ってなんかダサくないですか?周りの上司たちは慕われてるのに、何で自分は声もかけてもらえないんだ、、と悩みそうじゃありませんか?



上司にとって、部下から慕われる以上の勲章はないのです
もう1つ大切なポイントがあります。威圧的な人は誘われたいオーラを決して表に出さない、ということです。
理由は単純。自分からアプローチせずに相手から誘われた方が上司としてのメンツが保てるからです。
でも皮肉なことに、威圧的な人は誘われにくい傾向があります。誘いづらいから当然です。



この需要と供給のギャップこそがチャンス
あなたから飲みに誘ってもらえれば、彼らは内心ガッツポーズをして喜ぶはず。「俺は部下から慕われてるんだ!」と安心するでしょう。
こうなればあなたの勝利です。
部下から慕われているという安心感が、彼らの威圧レベルを1段階低下させてくれるでしょう。
自分の知人・家族を紹介する


自分の知人や家族を紹介するのも効果的です。
先述のとおり、威圧的な上司は意外にも部下とのつながりを求めています。
部下のあなたから知人や家族を紹介されたら、自尊心が爆上がりするはずです。



俺は大切な人を紹介するに足る人物なんだ!
という勲章が得られるからです。
中でも家族を紹介するのは、パワハラリスクを下げる効果があります。
想像してみて下さい。
どんなに嫌な上司でも、彼らを愛する家族がいると思うと少し可愛く思えてきませんか?
それと同じです。
あなたの家族を上司に紹介することで、上司から見たあなたは「奥さんやお子さんの大切な人」という位置づけになります。
普段ならキツイ言葉を浴びせてくる場面でも、上司の頭に浮かぶあなたの家族の顔が、ゲートキーパーになってくれます。



コイツをイジメたら奥さんが悲しむな。少し優しく指導しよう
こんな風に思わせられるかもしれません。
実行のハードルは高いですが、私自身かなりの効果を実感した方法ですよ。
尊敬してることを本人や周囲に伝える
あなたは上司のことを尊敬していますか?
この記事にたどり着いたということは、あまり尊敬していないのかなと想像します。
確かに威圧的な上司を好きになる方が難しいですよね。
でも少し待って下さい。あなたの身を守るためには、尊敬していることを伝えた方が得策ですよ。
人は誰しも尊敬されたい生き物。部下から尊敬されたくない上司はいないでしょう。
だからこそ、あなたも是非尊敬の念を口に出して伝えてください。



アイツは俺に敬意を向けてくれてる。可愛い面もあるじゃないか
彼らの承認欲求はさぞ満たされることでしょう。あなたを見る目も変わるかもしれません。
もし本人に直接伝えるのが難しければ、同僚に伝えるのもアリです。むしろその方が効果大。
人づてに聞いた褒め言葉は、本人から聞く言葉以上に嬉しいもの。お世辞ではないと分かるからです。
少しでも上司の良いところを見つけたら、素直に声に出して褒めてみましょう。



もし良いところが無ければ、、諦めよう!
プライベートの悩み相談に乗る


プライベートの悩みを聞いてみるのもオススメです。
どんな鬼上司にも多少の悩みごとはあるものです。是非それをほじくり出し、じっくり聞いてあげましょう。



俺のプライベートまで気にかけてしてくれるのか。意外と良い奴じゃないか
なんて思ってくれるかもしれません。
ポイントは共感と同情。ただ悩みを聞くだけでなく「その気持ち分かる。辛いよね」というスタンスを示すとgoodです。
威圧的な上司は8割型ツンデレですから、共感されると間違いなく喜びます。
ちなみに、ごく稀に冗談っぽく返しづらい悩みを打ち明けられるケースがあります。「最近生え際が後退してきてさー」みたいなやつです。
この場合は真剣に相談に乗ってはいけません。「それは困りましたねー(アハハ)」みたいな感じで笑い飛ばしましょう。
- 相手が砕けた時はこちらも砕ける
- 相手が真剣な時はこちらも真剣に向き合う
相手のスタンスをみて返し方を変えるのがポイントです。
報連相は死ぬほどする
報告・連絡・相談の頻度は多すぎるくらいでちょうど良いです。
威圧的な上司は、基本的に部下のことを信頼していません。自分より仕事ができない奴はみんなダメ。そんな極端な思考を持った人が多いように思います。
だからこそ、あなたからのアプローチが少ないとすぐ心配になります。



アイツはしっかりやってるだろうか。サボってるんじゃないか?
などと考え、アレコレ問い詰めてきます。いわゆるマイクロマネジメントですね。
こうならないためにも、上司から問い詰める暇がないくらいアプローチしましょう。しつこいとは思われるかもしれませんが、徐々に信頼され問い詰められる頻度が減っていくでしょう。



威圧的な上司には報連相が命!
これは是非覚えておいてください。
筋トレをして舐められない体格を作る


ここまでご紹介したことを実践すれば、ある程度は上司との関係性を改善させられるはずです。
私も過去にこうして修羅場をくぐり抜けてきたので、自信があります。
でも残念ながら、これらが通用しない人もゼロではありません。稀に人格が完全破綻した上司もいます。そんな時は悩む必要ありません。自分は悪くないと諦めましょう。
筋トレをしてゴリゴリの体を目指すのです
人格が破綻した人でなし上司は、弱そうな部下を選んでパワハラをしてきます。
マイク・タイソンみたいな屈強な部下には決してパワハラをしません。コイツを怒らせたらヤバそうだと本能が感じるからです。
つまり、筋トレをしてゴリゴリのマッチョになれば、あなたもキツイ指導を受けずに済むかもしれません。



私も一時期筋トレをしまくった記憶があります
どうしても無理なら転職もアリ
どんなに威圧的な上司でも、向き合い方を工夫すれば味方につけられるはず。
私もコテンパンにやられた時期がありましたが、ご紹介した方法を実践することで状況は大きく変わりました。あれだけ苦手だったかつての上司も、今では定期的に飲みに行く仲になったくらいです。
とはいえ必ず上手くいく保証はありません。どれだけ頑張っても改善しない関係はあるでしょう。
そんな時は、あなた自身の心を守ることを優先してください。
無理に戦って心を壊すくらいなら、逃げたっていいと思います。転職も決して悪いことじゃありませんよ。
追い込まれた時の切り札として、どうか頭の片隅に置いておいてください。
最後まで読んで下さりありがとうございました。