仕事が辛い。この先の長い社会人生活、どう乗り切っていけばいいんだ
大学を卒業して働き始めたものの、こんな風に感じていませんか?
現在私はアラサー世代ですが、新入社員の頃はこんな感情を抱いていました。
一方で今の私はというと、サラリーマンとして働きながらも当時のような先の見えない絶望感は感じていません。
自分なりに試行錯誤してきたことで、明るい未来を思い描くことができるようになったからです。
本記事では、そんな私が20代のうちに取組んで良かった7つのことをご紹介します。

- 『いにしえ』運営者
- ミッションは「会社員が人生の主導権を取り戻すキッカケに」
- 発信軸は❶マインド❷キャリア❸資産構築
- 年収1,000万円のアラサー会社員
- HSP気質の2児の父
- 早期の経済的自立(FI)を目指す
目の前の仕事に本気で打ち込んでみる

冒頭から夢を打ち砕くようですが、あえて最初に現実的なトピックをもってきました。

仕事が辛い人向けの記事でしょ?仕事に打ち込めってドSなの?
20代前半の私がこの記事を見たら、ただちにこのページを閉じたと思います。
ただでさえ仕事が辛いのに、そこへきて「もっと本気出せ」なんて言われたら嫌な気持ちになりますよね。
でも、そんな私だからこそ声を大にして伝えたい。
騙されたと思って、目の前の仕事に本気で打ち込んでみよう
なぜこんな主張をするかというと、本気で仕事に向き合った経験が未来の自分を助けてくれることを体感したからです。
例えば、以下のような形で自分に返ってくることが期待されます。
- 周囲から評価される ⇒ 自己肯定感が高まる
- 仕事が早くなる ⇒ 中長期的にワークライフバランスが確保できる
- スキルが身につく ⇒ 年収アップ転職の道が開ける etc..
これらは全て私の実体験。
中でも3のインパクトは大きく、転職を通じて年収は数百万円アップ。20代で年収1,000万円超を実現することもできました。
ここだけの話、仕事に本気で打ち込む前に辞めてしまおうと思った瞬間もありました。でも今振り返って思います。
本気でやり切る前に辞めなくて良かった
一度目の前の仕事に本気で向き合ったからこそ、その後の社会人生活を生き抜く基礎体力を培えたように思います。
中には、「もう今の仕事で得られるスキルは全て習得した」と自負する猛者もいるかもしれません。
そんな方は、その時点で次のステージに移っても問題ないでしょう。転職でも起業でも挑戦するのが良いと思います。
反対に、「まだやり切ったとは言えないな」という人は是非自信が持てるまでやり切ることをオススメします。
今は苦しいことばかりかもしれませんが、日々試行錯誤しながら改善を続ければ、そのうちきっと光が見えてくるはず。



あれ、なんか急に余裕出てきたな。自分もっとやれるかも?
と思える日もそう遠くないかもしれません。
- どうすれば仕事のスピードを速められるか?
- どうすれば説得力のある資料を作れるか?
- どうすれば相手に気持ちよく動いてもらえるか?
こんなことを必死に考え日々試行錯誤を繰り返すことで、良いサイクルに繋げることができます。
そしてある日突然ブレイクスルーが起きたりします。
私の場合、「目の前の仕事で成果を残す」と決意してから半年後くらいに、急激に仕事が上手く回るようになりました。



目の前の仕事を投げ出して辞めていたら、茨の道が待っていたかもしれません
早いうちに複数の職種を経験する
あまり提唱する人がいませんが、早いうちに複数の職種を経験する(部署異動する)のも個人的にはオススメ。
理由は以下のとおりです。
最初に配属された職種(部署)に適性があるとは限らないから
専門職として採用された一部の人を除き、多くの人はいわゆる総合職として採用されます。
社内のあらゆる部署の中から会社が配属先を決めるため、本人の希望とは全く異なる部署に配属されることも多々あります。



営業がやりたくて入社したのに、工場配属になった
なんてことも決して珍しくありません。



希望の部署に配属されたけど、自分に全然合ってなかった
これもまたよくあるケース。
このように、最初の配属が自分にフィットするかは、あらゆる面で運まかせなのです。
一方で、長いキャリアを考えると、なるべく若いうちに適性を把握することは非常に大切です。
イメージしやすくするために、以下に例を挙げてみました。
Aさん:26歳時点で2職種を経験 ⇒ 適職を見つけたため、その道を究めることに
Bさん:26歳時点で1職種を経験 ⇒ 今の職種を究めるかは迷い中
Bさんが悪いとは言いませんが、Aさんの方がキャリアの軸を早期に見つけられていて、今後目指すべき方針がシンプルです。
また、社会的に見ても、専門人材の評価が相対的に高まってきています。この事実は、「メンバーシップ型雇用」から「ジョブ型雇用」へのシフトが進んでいることからも明らか。
そうした観点でも、早めに自分の適職を見つけ専門性を磨くに越したことはないでしょう。



ジョブ型雇用って何?という方は、以下をご参照ください
【ジョブ型雇用】
ジョブ型雇用とは、企業の中で必要な職務内容に対して、その職務に適したスキルや経験を持った人を採用する雇用方法のことを言います。
昨今は企業を取り巻く環境変化のスピードも高まり、デジタル技術など専門性を持った人材をいち早く採用する必要性が出てきているため、ジョブ型雇用が注目されています。【メンバーシップ型雇用】
出典:リクルートマネジメントソリューションズHP
メンバーシップ型雇用とは、従来日本の企業において採用活動の主流だった手法です。採用の時点では職種を限定せず、企業が求める人材像にマッチするか、長く働けそうか、という観点を重視します。。
ちなみに、私の初任配属は営業系の部署でした。
ただ残念なことに、私にとって営業の仕事は絶望的に合っていませんでした。
突発的な対応を求められたり、厳しいノルマによるプレッシャーが強かったりと、HSP気質のある私にとって苦しいことが山のようにあったのです。
しかし、そんな私も数年後の部署異動により大きく変化します。
あれだけ仕事が辛かったの私が、水を得た魚のようにイキイキ働くことができるようになったのです。当然、周囲からの評価も大きく変わりました。
この経験からも、早めに自分にあった職種・分野を見つけることの大切さを痛感しました。
本業に関連性のある資格を取得する


自分にあった職種を見つけたら、その職種に関連する資格を取得するのもオススメです。
もしその職種に直結する資格がない場合は、取得することで仕事に深みが出そうな資格がないか検討してみると良いかもしれません。
例えば、営業職を例にとって考えてみましょう。



営業の仕事に資格のイメージはないな~
確かに、営業の仕事に直結する資格は多くないかもしれません。
しかし、以下のように考えてみると、数多くいる営業マンの中でも差別化を図ることが出来そうです。



いわゆる「スキルの掛け合わせ」という考え方ですね
- 営業 × TOEC満点 ⇒ 英語がそこそこ使える営業マン
- 営業 × 中小企業診断士 ⇒ 企業経営に知見がある営業マン
- 営業 × FP ⇒ お金周りに知見がある営業マン etc..
私自身も、こうした考え方に基づき資格を取得しました。結果、所属部門の中でも「〇〇の分野ならアイツに聞け」といった特権ポジションを確保できました。
新入社員時代は典型的なダメ社員だった私でも、ここまでご紹介した3つのの流れの中で、(結果的に)20代のうちにキャリアの足固めをすることできたと自負しています。
決して楽な道ではありませんが、きっと30代以降で「あの時踏ん張って本当に良かった」と思えるはずです。
本をたくさん読む


本を読んだ方が良い。
これは私が言うまでもなく、誰もが頭では理解していることだと思います。それでも本記事で敢えて取り上げるのは、そのくらい大切なことだからです。



突然ですが、人生において最もモッタイナイことは何だと考えますか?



食べ物を残すこと?



私は”知らないこと”こそが、最もモッタイナイことだと考えています
人は誰しも、知らないことを実践することはできません。
カレーライスのレシピを知らなければカレーライスは作れないし、車のエンジンのかけ方を知らなければ運転はできません。
それと同じで、自分に合うマインド・働き方・ライフスタイルが世の中にあったとしても、その事実を知らなければ自分の人生に取り入れることはできないのです。
歳をとってから「こんな考え方やノウハウがあるなら、もっと早く知りたかった」と後悔するのはあまりにモッタイナイ。
そうならないためにも、可能な限り幅広いジャンルの本をたくさん読むことをオススメしたいです。
私自身、振り返ってみると本がきっかけで始めたことが多々あります。
今の仕事も、趣味も、人生観も全て本に影響を受けています。本サイトを立ち上げるきっかけも、よく考えると本でした。
本を全く読まずに生きてきたとしたら、今頃私がどこで何をしていたか想像もつきません。少なくとも、今とは全く異なる人生を歩んでいたことは間違いありません。



本をたくさん読めば、人生の選択肢が広がります
インデックス投資で自動積立する


インデックス型の積立投資(以下、インデックス投資)も、20代のうちに始めたいことの1つです。
というか、インデックス投資ほど早く始めること有利になる事柄を私は知りません。



インデックス投資って何?という方は、以下をご参照ください
【インデックス投資】
市場の値動きを示す指数(=インデックス)の値動きに連動をめざす投資手法。インデックス投資は、その市場を構成する複数の銘柄に広範な分散投資ができます。出典:マネックス証券株式会社HP
特定の指数に連動をめざす商品(投資信託など)を、例えば毎月1万円など定時定額で投資を行うことで、値が高いときは量を少なく、値が安い時は量を多く買い付ける効果があります。
要するに、予め自分で設定したタイミング・金額で、自動的に投資商品の買い付けを行う投資手法です。
個別企業に投資するのと異なり、複数の銘柄に分散して投資を行うため、リスクをある程度抑えることが可能です。
また、頻繁に売買を繰り返すことを前提としないため、日中忙しくて時間が取れないサラリーマンにはうってつけの投資手法とも言われています。
もちろん投資なので、損をする可能性をゼロにすることはできませんが、しっかり勉強して小さく始めてみるのも良いと思います。



私は、入社と同時に貯蓄とインデックス投資を始め、20代のうちに約3,000万円の資産構築ができました
世の中お金が全てではありませんが、金銭的に余裕があることは精神衛生上良いことずくめです。
「お金のためだけに働く」という状態に陥らないために、コツコツ始めてみると良いのはないでしょうか。
毎日ジャーナリングをする


「ジャーナリング」という言葉をご存じでしょうか。
マインドフルネスに知見がある方であれば当たり前にご存じかもしれませんが、「聞いたことはあるけどよくわからない」と言う方も多いのではないでしょうか。



ジャーナリングって何?と言う方は、以下をご参照ください
【ジャーナリング】
ジャーナリングとは「書く瞑想」とも呼ばれ、思いついたことを紙に書き出すマインドフルネスの方法の1つ。そうすることで、不安やネガティブな感情を整理し、「今、この瞬間」に集中するマインドフルネスの状態をつくり出すことができるのです。
出典:マイナビウーマン
実をいうと、私がジャーナリングを実践し始めたのはここ最近。
それまでも存在は認識していましたが、「紙に書くだけでしょ?そんなに効果があるとは思えない」などと決めつけていたフシがあり、食わず嫌い状態が続いていました。
しかし、始めてみたところアッと驚き。想像以上に効果が感じられるではないですか。
以前の私だったら頭の中でモヤモヤ堂々巡りしていたような悩みも、実際に紙に書いてみるとパッと霧が晴れるようにスッキリする感覚。
自分1人のはずなのに、まるで友達に相談した時のように思いもよらぬ解決策が思い浮かぶこともあるくらいです。



もっと早く始めていれば良かった
ストレス解消効果も非常に高いので、今が辛いと感じている方には特にオススメします。
詳しいやり方については、今後別の記事でご紹介しますね。
週2~3回は息があがる運動をする


7つ目は「週2~3回は息があがる運動をする」ということです。
これはもう読書と同じくらい、当たり前のことですね。「運動をしない方が体に良い」と思っている人は、世界中を探しても見つからないでしょう。



会社の先輩が「アラサーになると体力が急に落ちる」と言ってたけど本当?



私も20代前半の頃は信じていませんでしたが、これは「大マジ」です
ある程度運動を習慣化している私でもそう感じるので、運動習慣がないアラサーの方はもっと衰えを感じているのかもしれません。
人生100年時代、30代はまだまだ先が長い年代。体力がないという理由で、色々なことを諦めたくはないですよね。
最低週2~3回としている理由は「私にとってそのくらいの頻度がベストだったから」です。
本来は毎日運動するに越したことはありませんが、自分のライフスタイルや体力にあった頻度でマイペースにやっていけばOKです。
平日1日 + 休日1日 = 週2日
上記のように考えれば無理なくできそうな気がしませんか?
エネルギッシュな30代でいるためにも、20代のうちに運動習慣を身につけておきましょう!
さいごに
ここまで、「未来を良くするために頑張ろう!」というトーンで7つのトピックをご紹介してきましたが、最後に1つだけお伝えしたいことがあります。
それは、仕事で成功することだけが人生じゃないということです。
目の前の事に一生懸命になると視野が狭くなってしまうもの。
本当は幸せになるために生きているはずなのに、いつの間にか「仕事で成功すること」が人生の目的に思えてしまうこともあると思います。
そんな時は、無理に走り続ける必要はありません。
一度立ち止まって、自分の心と対話してみてください。本記事でご紹介したジャーナリングは、まさに自分の心と向き合う作業ですね。
本記事でご紹介した事を実践し、未来のあなたが楽になることを心から祈っています。
最後まで読んで下さりありがとうございます。