小学生の頃が楽しかったのはなぜ?4つの理由と本質的な処方箋

小学生の頃が楽しかったのは何故?4つの理由と本質的な処方箋
  • 小学生の頃は楽しかったな…
  • 大人になってから何だかつまらないな…

こんな風に悲しい気持ちになっていませんか?

たしかに小学生の頃は楽しかったですよね。

  • 友達の家に遊びに行ったり
  • 放課後の校庭でドッジボールをしたり

たいした悩みもなく、毎日がワクワクの連続だったことを覚えています。

ところが大人になるとどうでしょう。あの頃のワクワクはどこへやら。毎日が単調でつまらない人や、辛い現実に打ちひしがれる人が後を絶ちません。

考えすぎる人

あの頃みたいな気持ち、もう味わえないのかな…

なんて思っているのではないでしょうか。

この記事では、そんなあなたに向けて以下の内容をお届けします。

  • 小学生の頃が楽しかった4つの理由
  • 大人が小学生のように楽しむための本質的な処方箋

記事を読むだけで悩みが解決するとは言いません。あなたの心に小さな光を灯せたら。そんな気持ちで書きました。

この記事を書いた人
小筆アラン
小筆アラン(@aran_kofude
  • 『いにしえ』運営者
  • ミッションは「会社員が人生の主導権を取り戻すキッカケに」
  • 発信軸は❶マインド❷キャリア❸資産構築
  • 年収1,000万円のアラサー会社員
  • HSP気質の2児の父
  • 早期の経済的自立(FI)を目指す
Contents

小学生の頃は楽しかった…それあなただけ?

小学生時代が楽しかったのって、私だけなのかな?

こんな疑問をお持ちの方もいると思うので、少し情報を集めてみました。

幸福度のU字カーブ

幸福度は年齢とともにアップダウンすると考えられています。

2010年に米国科学アカデミー紀要(PNAS)』へ掲載された論文によれば、人々の幸福度は年齢に応じてU字カーブを描きます。※米国人を対象としたデータのため、日本人とは異なる可能性があります

幸福度は成人の頃をピークに、50代前半にかけて下落。50代後半以降は再び上昇していくという結果です。

小筆アラン

それを示したのがこのグラフ。縦軸のWBは幸福度(well-being)の略だね

「人生の幸福度は年齢に応じてU字カーブを描く」のグラフ
出典:A snapshot of the age distribution of psychological well-being in the United States
考えすぎる人

男女ともにトレンドは同じだけど、女性の方が幸福度が高い傾向にあるね

小筆アラン

Well-beingは複数の要素から成っているよ。以下がその内訳

「人生の幸福度は年齢に応じてU字カーブを描く」のグラフ。幸福度の構成要素を示している
「人生の幸福度は年齢に応じてU字カーブを描く」のグラフ。幸福度の構成要素を示している
出典:A snapshot of the age distribution of psychological well-being in the United States
小筆アラン

EnjoymentやHappinessのようなプラス要素はU字カーブ

考えすぎる人

Stressのようなマイナス要素は逆U字に近いカーブを描いてるね

小筆アラン

Stressの傾斜がものすごい急だね…

お気づきの人もいるかもしれませんが、本記事のタイトルにある”小学生時代”は調査対象外です。

ですが他の研究などによれば、大人よりも子どもの方が幸福度が高いことは明らか。よって以下のことが言えます。

幸福度⇒大人<子ども
ただし高齢者は幸福度が高い

世間の声

データだけでは物足りないと思うので、世間の声も聞いてみましょう。

https://twitter.com/Chloe_J_Afilia/status/1174556985259249665
考えすぎる人

みんなの気持ちよく分かるよ…

小学生の頃が楽しかった4つの理由

ここからが本題です。小学生の頃が楽しかったと感じるのは、なぜでしょうか。

私は以下の4つが主な理由だと考えます。

小学生の頃が楽しかった4つの理由
  1. 社会の現実を知らなかったから
  2. 没頭する時間が長かったから
  3. 意味のない行動を楽しめたから
  4. あらゆることが新鮮だったから

それでは順に見ていきましょう。

社会の現実を知らなかったから

小学生に限らず、子どもの頃は社会の現実を知りません。厳しさを知りません。

  • コロコロコミックの発売が楽しみだな
  • 早くクリスマスが来ないかな

頭の中は楽しいことでいっぱい。悩み事があるとしても、学校の宿題や習い事が面倒とかそんなものでしょう。※大変な子ども時代を過ごした方がいることは、重々承知してます

大人になるとそうはいきません。テレビや新聞をみれば、暗いニュースや不安を煽る情報が目に飛び込んできます。

  • 将来は年金がもらえないかもしれない
  • 物価高騰で生活費は上がる一方
  • 少子高齢化で日本は衰退する etc…

社会人として自立するためには、こうしたネガティブな情報から目を背けるわけにはいきません。

社会の現実を知れば知るほど、私たちは無邪気さを失ってしまうのです。

没頭する時間が長かったから

楽しさを語る上で「没頭」という概念は外せません。楽しさ=没頭といっても過言ではありません。

小学生の頃って、とにかく没頭する時間が長かったですよね?

  • 友達の家で遊んだり
  • 放課後の校庭でドッジボールをしたり
  • 好きな人と隣の席になることを祈ったりetc…

ボーっとする時間がもったいないと感じるくらい、何かに夢中になっていた気がします。

考えすぎる人

好きな子と交換日記をしたのが、懐かしいな…

もちろん大人だって没頭できます。趣味や仕事に打ち込んだり、子どもの頃以上に没頭している人もいるでしょう。

ですが私が知る限り、そうでない人が大多数だと思います。

没頭する時間が短くなれば、当然楽しいと感じる時間も減ってしまいます。

意味のない行動を楽しめたから

意味のない行動を楽しめなくなるのも、理由の1つだと考えます。

小学生の頃は、なんだって楽しめた。行動に意味や効率を求めることなんて少なかったはずです。

  • くだらないダジャレを言ってみたり
  • 横断歩道の白い部分だけ踏んで遊んだり

まったく意味のない行動を楽しんでいませんでしたか?むしろ意味のない行動こそが、楽しさを生んでいましたよね。

大人になるとそうはいきません。

  • 生産性を高めるために一日を効率化しよう
  • 市場価値を高めるために自己研鑽しよう

気づけば生活のほとんどが「意味のあること」になっていませんか?

小筆アラン

これじゃあ楽しいわけないよね

あらゆることが新鮮だったから

小学生の頃はあらゆることが新鮮でしたよね。

  • 時計の読み方を覚えたり
  • おこづかいで初めて駄菓子をかったり
  • 初恋の人ができたりetc…

振り返ってみれば、初めての経験がたくさんあったはずです。

大人になると初めての経験がだんだん減っていきます。何をやっても「これって〇〇みたいなもんでしょ?」と冷静な目で見てしまう。

悪い意味で生きることに慣れてしまい、新鮮な気持ちを味わえなくなるのです。

考えすぎる人

身に覚えがありすぎる…

子どもと大人の本質的な違いは「動機付け」

解決策を考える前に、1つの問いを立てます。子どもと大人の本質的な違いは何か?という問いです。

私の考えを結論からお伝えします。根っこにある大きな違いは「動機付けの種類」です。

小筆アラン

「内発的動機付け」と「外発的動機付け」って聞いたことありますか?

人の行動がどんな動機によりもたらされるか?を意味する心理学用語ですね。

スクロールできます
内発的動機付け外発的動機付け
内面的な要因によって生まれる動機付け
(例)興味や探求心、やりがいや達成感
外部からの働きかけによる動機付け
(例)報酬や評価、罰則や懲罰

大人になるにつれ、私たちは内発的動機付けから外発的動機付けにシフトします。

子どもの頃はワクワクにしたがって行動して人も、社会に出ると現実的な思考に染まっていきます。

考えすぎる人

確かにそうかも…

この動機付けの違いこそが、子ども(≒小学生)と大人の本質的な違い。これが私の考えです。

大人が小学生のように楽しむための処方箋

大人になってしまった以上、もう小学生の頃みたいに楽しめないのか?

小筆アラン

私の答えはNOです

そこで以下では、これまでの分析を踏まえ私なりの解決策をご紹介します。

内発的動機付けへシフトせよ

前の章でお伝えしたとおり、大人と子どもの本質的な違いは動機付けにあります。

  • 内発的動機付けで動く子どもはハッピー
  • 外発的動機付けで動く大人はアンハッピー

やや乱暴ではありますが、このように整理できます。

したがって「小学生時代のように楽しく生きたい」と思うのなら、外発的動機付けから内発的動機付けへシフトする必要があるのです。

考えすぎる人

要は世間の目なんか気にせず本能のままに生きろってこと?

小筆アラン

そういうことだね

優先順位を整理してみた

本能のままに生きろって言われても…。それができないから困ってるんだよ。

こんな声が聞こえてきそうですね。なのでもう少し深掘りしてみます。以下の問いを立ててみました。

アンハッピーを減らすorハッピーを増やす
どっちが優先?

小筆アラン

結論。アンハッピーを減らすのが優先です

不安やストレスを抱えているときに楽しむのは至難の業。

想像してみてください。銃口を向けられたまま遊園地に行ったとして、満喫できますか?

考えすぎる人

ずいぶん極端な例だね…

幸福度(Well-being)のグラフをみても、アンハッピーの解消が最優先なのは明らか

Well-beingを構成する6要素のグラフを再掲します。上2つがハッピー要素、下4つがアンハッピー要素です。

小筆アラン

Stress(ストレス)とWorry(不安)が急カーブでしょ?

「人生の幸福度は年齢に応じてU字カーブを描く」のグラフ。幸福度の構成要素を示している
「人生の幸福度は年齢に応じてU字カーブを描く」のグラフ。幸福度の構成要素を示している
考えすぎる人

Enjoyment(楽しさ)とHappiness(喜び)は、意外と緩やかだね

  • ストレス・不安を抱えたままだと楽しめない
  • ストレス・不安が幸福度に与える影響は相対的に大きい

これらの理由から、内発的動機付けへのシフトを進めるには、アンハッピー(特にストレス・不安)の解消が最優先だと言えます。

ストレス・不安を解消する

ストレスや不安を解消する方法は数え切れないほどあります。

私も数え切れないほどのマインドハック・ライフハックを繰り返してきましたが、この記事では紹介しきれません。

そこで今回は、ストレス・不安を解消するための要素を3つにまとめてみました。

大人がストレス・不安を解消するための3つのゆとり
  1. 心のゆとり
  2. 時間のゆとり
  3. お金のゆとり

細かく見ればこの他にもストレス・不安の要因はあるでしょう。ですが大半はこの3つに集約されるはず。

3つのゆとりを取り戻せば、ストレスや不安の少ない人生になると私は信じています。

小筆アラン

ココはまさにそのためのサイトです

楽しむ気持ちを取り戻す

ストレスと不安がある程度解消できたら、ネクストステップ。楽しむ気持ちを取り戻すフェーズに移行します。

私は3つのコツがあると思っています。

楽しむ気持ちを取り戻す3つのコツ
  1. 没頭できることを見つける
  2. 意義や効率にこだわり過ぎない
  3. 試行錯誤を続ける

「小学生の頃が楽しかった4つの理由」の章でお伝えしたとおり、大人になると没頭する時間が減りがち。

意味のない行動を楽しめなかったり、日々に新鮮さを感じられなかったりします。

3つのコツを意識することで、こうした問題をある程度解消できるはず。

考えすぎる人

つまり内発的動機付けにシフトできるってことだね

小筆アラン

こちらの記事も良かったら読んでみて

大人だって人生を楽しめる

さいごにまとめです。

小学生の頃が楽しかった4つの理由
  1. 社会の現実を知らなかったから
  2. 没頭する時間が長かったから
  3. 意味のない行動を楽しめたから
  4. あらゆることが新鮮だったから

大人が楽しむには”内発的動機付け”へのシフトが必要

ハッピーを増やす前に、アンハッピーを減らそう

大人がストレス・不安を解消するための3つのゆとり
  1. 心のゆとり
  2. 時間のゆとり
  3. お金のゆとり
楽しむ気持ちを取り戻す3つのコツ
  1. 没頭できることを見つける
  2. 意義や効率にこだわり過ぎない
  3. 試行錯誤を続ける

大人になると人生諦めモードで生きる人は少なくありません。辛いことばかりだと、そうなる気持ちも分かります。

ですがどうか諦めないでください。たとえ今がどんなに辛くても、きっと明るい未来が待っています。

正しいマインド・正しいステップで試行錯誤を続ければ、きっと輝くあなたになれます。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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