- 上司が細かすぎる
- いちいち指摘してきてうざい
- もっと自分のペースで仕事を進めたいのに
こんな悩みを抱えていませんか?
かつての私も同じ悩みを抱えていました。行動のすべてを監視されているようで、思うように仕事ができず悩まされました。
でもそんな私でも変われました。マイクロマネジメント気質の上司が、ある頃を境に細かく指示しなくなったのです。
だから安心して下さい。ある方法を徹底すれば、あなたもきっとマイクロマネジメントから逃れられるはず。
この記事では、上司にマイクロマネジメントをやめさせるたった1つの方法をご紹介します。

心がけは2つも3つも必要ない。たった1つを徹底すればOKです
ここでご紹介する方法を1ヶ月も続ければ、細かかったあの人も過去の遺産になるでしょう。
さあ。上司のマイクロマネジメントにうんざりする日々は、もう終わりにしましょう。


- 『いにしえ』運営者
- ミッションは「会社員が人生の主導権を取り戻すキッカケに」
- 発信軸は❶マインド❷キャリア❸資産構築
- 年収1,000万円のアラサー会社員
- HSP気質の2児の父
- 早期の経済的自立(FI)を目指す
マイクロマネジメントとは
本題に入る前にマイクロマネジメントの定義をおさらいしましょう。
マイクロマネジメントとは、上司が部下の行動を過度に細かく管理すること。過干渉とも言い換えられますね。
特に仕事を覚えたての新入社員に対しては、マイクロマネジメントが起きやすいと考えられます。
マイクロマネジメントの具体例は以下。
- 業務の進捗状況を異常なまでに確認する
- 作成資料の内容を異常なまでに確認する
- 電話の応対やメールの文面などに細かく口出しする
- メールのCCに自分を必ず入れるよう要求する
- 離席するたびに理由を確認する
- リモートワーク環境でも常にカメラをオンにさせる
- 休暇中に何をしたかを逐一確認する
- 細かなミスを執拗に責め続ける etc..



ミスをすればするほど、細かくチェックされるようになるんだよね



一度悪循環におちいると、なかなか抜け出せないのが辛いところ
ここでお伝えしたいのは、マイクロマネジメントをする上司は基本的に無能だということ。
確かにあなたの仕事ぶりは完璧ではないかもしれません。でも、すべてがあなたの責任ではありません。
部下のモチベーションを高めながら仕事を上手く進める。これが上司の仕事だからです。
マイクロマネジメントをやめさせるたった1つの方法
上司にマイクロマネジメントをやめさせる効果的な方法はたった1つ。
上司に嫌がられるほど報連相をしまくる
※報連相は報告・連絡・相談の略です



これだけ?



ガッカリしないで。本質はいつだってシンプルなものだから
インターネット上では以下のようなアドバイスを多く見かけます。
- リフレッシュできる趣味を見つけよう
- マイクロマネジメントに慣れるまで耐えよう
- 話を聞いてます感を出そう



はっきりいってイマイチなアドバイスです
たしかに上記のアドバイスも一時的な改善策にはなるかもしれません。ですが本質的な解決には決してなりません。
- 趣味でリフレッシュしても、仕事は辛いまま
- マイクロマネジメントに慣れる日は、永遠にこない
- 話を聞いてます感を出しても、聞いてないのがバレて怒られる
問題を解決したければ、ことの本質に目をむける必要があるのです。
細かい上司を黙らせる報連相の7ステップ
- アドバイスが曖昧すぎる
- 報連相をしまくるってどうやればいいの
こう思われたかもしれませんね。
そこで以下では、私が考える報連相の具体的なステップをご紹介します。



マイクロマネジメント上司を黙らせよう
上司に新しい仕事を頼まれたとします。
まずはじめに、仕事の目的・背景を確認します。これを確認せずに仕事はできませんね。
続いて仕事のゴールイメージを描き、上司との認識合わせを行います。
5W1Hの観点から全体像を把握。自分がすべき仕事を詳細にイメージします。
成果物のイメージを簡単に図示して上司に見せれば、認識のズレを防ぎやすいですね。



例:こんな感じで進めようと思いますが、よろしいでしょうか?
ゴールイメージが握れたら、成果物の作成期日を上司に宣言します。
ここでいう期日は、最終期日ではなく上司へ最初に報告する期日のことです。
これを宣言することで「あの件、いつまでにできるの?」と詰められるのを防げます。



例:〇〇日のお昼ごろまでに叩き台を作成し、一度ご報告します
ここまできたらあとは仕事を進めるのみ。宣言した期日より少し前倒しで、上司に確認依頼をします。



例:叩き台を作成しましたので、一度ご確認いただけますでしょうか?
上司からのアドバイス・指摘があれば、必要な修正を加えます。できたら再度確認依頼をします。



例:ご指摘いただいた点を修正しました。〇〇も付け加えてみました
お疲れ様でした。これで完了です!
- 主体的に進める姿勢
- 期日より前倒しで進める姿勢
- 自分なりに工夫する姿勢
こうした小さな心がけが、上司からの信頼獲得につながるはずです。



大切なのは「よりよい成果物を上司と一緒に作る」という心構え



この流れでうまく進められれば、上司も細かく言ってこなさそうね
上でご紹介した解決策が果たして本質的なアプローチなのか。それは、以下を読み進めてもらえば分かるでしょう。
マイクロマネジメント上司が細かい理由
上司のマイクロマネジメントを防ぐには、なぜその上司が細かく指示してくるのかを知る必要があります。
私の考えでは、以下の6つの理由があります。
- プライドが高い
- 部下の尻ぬぐいをする気概がない
- 細かい指示がマネジメントだと勘違いしている
- 上からの評価を気にしすぎ
- 完璧主義
- 裏切りやイジメに遭った過去がある
1つずつ見ていきましょう。
プライドが高い
マイクロマネジメント上司はプライドが高いことが多いです。
とにかく相手より上に立ちたい。相手にナメられたくない。相手が部下ならなおさら。
こんな思いが根っこにあるから、部下を指摘することで自分が優位に立とうとしてしまうのです。



ほぼジャイアンじゃん
- 俺が指摘しないとコイツはダメだ
- 俺がコイツを成長させてやってるんだ
自尊心を保つ方法が「相手より優位に立つ」しかない不器用人間は、マイクロマネジメントの常習犯。
部下の尻ぬぐいをする気概がない
部下の尻ぬぐいをする気概。マイクロマネジメント上司にはこれもありません。
当たり前ですが、上司は部下よりも仕事ができることが多いです。極端にいえば、すべての仕事を上司がやった方がスムーズな場合すらあります。
それでも部下に任せるのが上司の仕事。多少の失敗は当たり前と考えて、部下がミスをしたら尻ぬぐいをするのが上司の器。



マイクロマネジメント上司には、この器がありません
相手が新入社員であろうと、自分と同じスピード・クオリティの仕事を求める。部下のミスが許せない。
だから細かく口出ししてしまうんですね。
細かい指示がマネジメントだと勘違いしている
細かく指示するのが管理職の仕事だ。こんな勘違いをしている上司もいます。
さきほども触れたとおり、上司の仕事は部下に任せて見守ることです。そうすることで部下は主体性を発揮し、イキイキと仕事をしてくれる。組織としてもその方が効率的です。
にもかかわらず、マイクロマネジメント上司は逆のことをします。
異常なまでに細かい指示を出し、部下のやる気を奪うのです。
「こんなに細かい指示を出せるオレ」に酔いしれて、部下のモチベーションには目を向けようともしない。



自己満足なマネジメントだね
上からの評価を気にしすぎ
マイクロマネジメント上司は世界屈指の小心者。上からの評価にはとても敏感です。



部下にはキツくあたるくせに上にはペコペコする上司、いるよね
そんな小心者の彼らにとって、部下はアピール材料の1つにすぎません。
「見て下さい部長。オレこんなに熱心に部下を指導してますよ」。これ見よがしに細かい指示を出してきます。
また、周りが見ている中で細かく指示を出すことで、部下がミスをしたときに責任逃れができる。予防線を張る意識が人一倍強いのも彼らの特徴。
完璧主義
完璧主義な性格もマイクロマネジメント上司の特徴です。
すべての仕事をミスなくカンペキにこなさないと気が済まない。あなたの上司もそんなタイプではないですか?
完璧主義が自分だけに向けられるなら問題ありません。無理せず頑張ってね、で済む話です。
しかし残念ながら、マイクロマネジメント上司は部下にもカンペキを求めます。



オレならここまでできる。なぜアイツはできないんだ
こんな思いから、部下に厳しく当たってしまうのです。
裏切りやイジメに遭った過去がある
これは当てはまらないケースもありますが、過去に裏切りやイジメに遭った人はマイクロマネジメントをしがちです。
裏切りやイジメに遭うと、人を信じられなくなるものです。
- 親切にしても裏切られるかもしれない
- 約束を守ってくれないかもしれない
こんな風に疑うクセがついてしまっているから、部下を心から信じることができないんですね。



私の上司にも当てはまる人がいました
このような上司に対しては、一つずつ信頼を積み重ねるほかありません。
マイクロマネジメント上司に対する世間の声



ここで世間の声を聞いてみましょう



当たり前だけど、ポジティブな声は見当たらないね



マイクロマネジメントに苦しむ人を減らしたい。本気でそう思うよ
マイクロマネジメント上司に対するNG対応
マイクロマネジメント上司に対し、絶対にやってはならないNG対応があります。
以下では私が考えるNG対応をいくつかご紹介します。



他のサイトで「オススメ対処法」として紹介されてるものもあるけど…



うん。それでも私はオススメしないよ
- 相槌だけ打って聞き流す
- 上司を避けて過ごす
- 他の人に上司の悪口を言う
- 反抗的な態度をとる
- 萎縮する
相槌だけ打って聞き流す
上司の話に相槌だけ打って聞き流す。これは明らかにNG行動です。
他のサイトをみると、以下のようなアドバイスが載っています。
- とりあえず「分かりました」と答えよう
- 指示をオウム返しして分かった感を出そう
- 細かい指示は聞き流そう
たしかに一理あります。反発するよりはマシですし、その場しのぎにはなるからです。
しかしこれでは、上司が求めるアウトプットを出すことは不可能。知ったかぶりをした挙句、とんちんかんなアウトプットを提出する。怒られるに決まっていますよね。
マイクロマネジメント上司があなたに求めるのは、早くて質の高いアウトプットにほかなりません。
適当に相槌を打って聞き流すのは逆効果。むしろ、アウトプットに必要な質問をバンバンするのが正解なのです。
上司を避けて過ごす
上司を避けて過ごすのもオススメできません。
なぜなら、マイクロマネジメント上司は避ければ避けるほど追ってくるからです。
上でお伝えしたとおり、マイクロマネジメント上司は仕事をミスなくスムーズに進めたい生き物です。そのためなら、あなたがブラジルにいようが南極にいようが、どこまでも追いかけてくるでしょう。



逃げてだめなら近づくのみ
細かく指示されたくなければ、自分から上司の懐にもぐりこみ、積極的にアプローチするのが吉です。



以下の記事も参考になるかもしれません
他の人に上司の愚痴を言う
いくら上司が嫌いでも、周囲に上司の愚痴を言ってはいけません。
なぜなら、その行動があなたに何のメリットももたらさないからです。
風のうわさとはすごいもので、悪い話はあっという間に広まっていきます。皆それぞれに鬱憤を抱えて生きているから、誰かの悪い話や不幸話に飛びつく。悪い話をバンバン広める人も中にはいます。
あなたがもし上司の愚痴を吐いたら、それは巡り巡って本人の耳に入るでしょう。
自分の立場を悪くしないためにも、上司の愚痴は社内の人には言わないようにしてください。



たとえ信頼している人であっても、です
反抗的な態度をとる
マイクロマネジメント上司は感情的。自分の感情を抑えられないから、あなたを縛り付けるのです。
そんな感情的な上司に対し、あなたも感情的になるとどうなるか。



100%あなたの負けになります
感情と感情のぶつかり合いでは、勝つのは常に立場が強い者。上司と部下なら、部下が勝つことはありません。
感情的な上司には、論理や行動で対抗するのが正解です。
萎縮する
萎縮も厳禁です。
マイクロマネジメントを受けると、萎縮してしまいがち。自分は仕事ができないダメ人間だ、なんて思ってしまいますよね。
でも敢えて厳しいことを言います。絶対に萎縮してはなりません。
上で触れたとおり、マイクロマネジメント上司は「自分が優位に立ちたい生き物」。あなたが萎縮しようものなら、間違いなくつけ上がります。
それに、萎縮すると報連相ができなくなります。報連相がないと上司は不満を感じ、さらにガミガミ言われるのです。



私はこの現象を「萎縮ガミガミスパイラル」と呼んでいます


このスパイラルに陥ると抜け出すのは至難の業。
マイクロマネジメントから逃れたいなら、萎縮はしないと心に誓って下さい。
異動や転職という選択肢も
この記事でご紹介した内容を長期間続ければ、上司との関係性は多少なりともよくなる自信があります。
私も徹底的な報連相をすることによって、上司のマイクロマネジメントから逃れた経験があるので断言します。
とはいえ上司の性格も人それぞれ。中にはとんでもない「人でなし」で、何をしても無駄な場合もあるでしょう。



そんな場合は無理に頑張らなくてOKです
あなたにとって、今いる環境がすべてではありません。
異動や転職で環境を変えれば、たちの悪いマイクロマネジメント上司から離れられるでしょう。
今の環境で苦しみ続けるくらいなら、あなたに合った環境で頑張ったほうが賢明。転職した途端に、水を得た魚のように活躍する人を私は何人も見てきました。



ただ、どんな組織にもマイクロマネジメント上司がいる可能性はあるので注意



一緒に働く人を選べないのは、サラリーマンの宿命だね…
上司から仕事の主導権を取り戻せ
さいごにまとめです。



この記事のポイントは以下
- 新たな仕事を頼まれる
- 仕事の目的・背景を確認する
- 仕事のゴールイメージを握る
- 成果物の作成期日を宣言する
- 宣言した期日より前倒しで確認を依頼する
- 必要な修正を加えて再度確認を依頼する
- 完了
- プライドが高い
- 部下の尻ぬぐいをする気概がない
- 細かい指示がマネジメントだと勘違いしている
- 上からの評価を気にしすぎ
- 完璧主義
- 裏切りやイジメに遭った過去がある
- 相槌だけ打って聞き流す
- 上司を避けて過ごす
- 他の人に上司の悪口を言う
- 反抗的な態度をとる
- 萎縮する
とにかく大切なのは守りの姿勢に入らないこと。細かい上司だからこそ、自分から仕掛ける姿勢が必要です。
攻撃は最大の防御ですよ。
昔の私はとにかくダメダメ。上司に毎日怒られては萎縮し、負のスパイラルに陥っていました。
でもそんな私も変わることができた。時間はかかりましたが、徐々に仕事の主導権を握れるようになりました。
この記事でご紹介した内容は、そんな私が大切にしてきた心構え。
ぜひ日々の仕事で実践してみてください。あなたがマイクロマネジメント上司の呪縛から解放されることを祈ります。
最後まで読んで下さりありがとうございました。