成功を追い求めて頑張ってきたけど、全然幸せを感じられない。
こんな悩みを抱えている人はいませんか?
- 成功はできたけど幸せじゃない人
- 成功も幸せも得られない人
今の世の中多いのではないでしょうか。
私も長らく同じ悩みを抱えてきたので、痛いほど分かります。
頑張れば頑張るほど幸せから遠ざかる感覚。辛いですよね。
でもそんな私も、ようやく幸せの正体が分かってきました。
本記事では、成功と幸せについて誰よりも考えてきた私が、私なりの解釈をお伝えします。
抽象度の高いテーマですが、幸せについて悩むあなたの参考になれば嬉しいです。

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- ミッションは「会社員が人生の主導権を取り戻すキッカケに」
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- 年収:1,000万円前後
私たちが成功を追い求める2つの理由
そもそも、私たちはなぜ成功を追い求めるのでしょうか?
私は以下の2つが背景にあると考えています。
- 子どもの頃に学校や親から受けた教育
- マスメディアによるイメージの刷り込み
それでは1つずつ見ていきましょう。
子どもの頃に学校や親から受けた教育

子どもの頃私たちは、勉強に多くの時間を捧げてきました。
小学校入学から大学卒業までと仮定すると、その期間は15年近く。
なぜそんなに必死に勉強する必要があったのでしょうか?

改めて考えると、何のために勉強してきたんだっけ
真っ先に思い浮かぶのは、以下の理由です。
大人として生きていく基礎力を身につけるため
確かに学校生活で得たものはたくさんあります。
- 人との関わりで得た「人間力」
- 体育の授業や部活動で得た「体力」
- 算数の授業で得た「計算力」 etc..
ただ、それだけなら中学校くらいまでで良さそうな気がしませんか?義務教育は中学校までなのに、多くの人が大学まで通うのはなぜでしょうか。



確かに
そこでもう一つの理由が思い浮かびます。
社会的に一定の成功を収めるため
全ての先生や親が「成功しなさい!」とストレートには言わないにしても、落ちこぼれるなと言わんばかりの無言のプレッシャーはあったはず。
- 偏差値の高い高校に入学しないと有名大学に入れない
- 有名大学を卒業しないと大企業に就職できない
- 大企業に就職できないと豊かな暮らしができない
私たちが長いあいだ勉強を続けられたのは、こうしたプレッシャーがあったからだと思います。
マスメディアによるイメージの刷り込み


私たちが成功を追い求めるもう一つの背景に、マスメディアによるイメージの刷り込みがあります。



例えば、以下のようなものです
- 成功者に憧れを抱かせるような、ドラマや雑誌
- 将来に危機感を抱かせるような、シリアスなニュース
容姿端麗のバイリンガル商社マンが主人公のドラマ。絶世の美女を助手席に乗せて夜の西麻布へ繰り出すIT起業家を取り上げた雑誌。
メディアに取り上げられるのは実態以上に華美なライフスタイル。
私たちのモチベーションを刺激するような演出に溢れています。



憧れるな
その反面、ニュース番組は暗い情報ばかり。最近では、年金問題や物価高騰などシリアスなニュースが目立ちます。
事実なので仕方ありませんが、こういうニュースを見ると漠然と不安になりませんか?
ひと一倍努力してたくさん稼がないと将来食っていけないかも、と思ってしまいませんか?
稼げば幸せが待っている ⇔ 稼がないと貧困が待っている
まさにサンドウィッチ状態ですよね。
私たちが努力を止めることができないのは、マスメディアによる影響でもあるのです。
郊外のヤンキーファミリーと丸の内のエリートサラリーマン
ここまで、私たちが成功を追い求めてしまう背景について個人的な解釈をお伝えしてきました。
次に考えたいことは、
成功を追い求めた結果、私たちは幸せになれているのか?
ということです。



人それぞれ、という前提は忘れてください
少し話が変わります。
ある晴れた日の夕方、私はとある用事で郊外のドン・キ・ホーテにいました。
店内には、ヤンキー風の若い両親と3人の子どもたち。何やら楽しそうにはしゃいでいました。
聞き耳を立てたところ、「今日はママの誕生日だからパーティーグッズを買って家で騒ごう!」みたいな内容でした。
両親の年齢は20代後半くらい。
決して上品とは言えないファッション。声はやたらと大きく、子どもたちもやんちゃな印象でした。
その年齢で子供3人も育てるなんて大変だろうな、なんて冷めた目でみてしまう自分に嫌気が差しながらも、彼らの無邪気な姿に羨ましさを覚えました。
経済的には成功者ではないのかもしれませんが、彼らの顔は「幸せ」そのものでした。


一方、東京・丸の内で働くエリート風サラリーマンは、眉間にシワを寄せて足早に歩いています。
明日の大事なプレゼンが頭を占領し、今日が娘の誕生日であることも忘れかけています。
ストレス発散のための連日の飲酒により、ビール腹が気になり始める。年収もそこそこだが、日々の重労働を思えば見合わない。
常に心が満たされない
これはまさしく過去の私の姿でもありました。
もちろんこの対比は極端すぎると思います。
ドンキにいた彼らだって不機嫌な時もあるだろうし、丸の内のサラリーマンにも心躍る瞬間はあるでしょう。
それでもこの事例は、幸せと社会的成功は必ずしもリンクしないことを気づかせてくれました。
幸福度を左右する2つの大切な要素
では一体何が幸福度を左右するのでしょうか?
私が考える要素は以下の2つです。
- 人生の主導権を握っているか
- 今ココを生きているか
人生の主導権を握っているか
おおげさな表現だと思われそうですが、幸せを語る上でこの概念は外せないと思っています。
イメージしやすいように、少し噛み砕いてみましょう。
私が考える「人生の主導権を握っている状態」は、以下の両方を満たした状態です。
- 世間の評価に捉われず、心からワクワクする未来をイメージできている
- その未来に向かって、日々前進している
頑張っても幸せを感じられない人は、スタート地点から間違っていることが多いです。
心の声より世間の評価を優先し、ワクワクしないことを頑張る。
アクセルを踏めば踏むほど、自分の本心とは逆方向に進んでしまう。
疲弊するのも当然ですよね。



北海道に行きたいのに、沖縄に向かっているみたいだね
これこそが、頑張れば頑張るほど不幸になるカラクリです。
人生の主導権を取り戻すために、まずは心の声に従ってみましょう。
今ココを生きているか
幸福度を左右するもう一つの要素は、今ココを生きているかです。
私たちが生きているこの瞬間は、過去でも未来でもなく今現在。
当たり前のことなのに、多くの現代人は今に意識を集中させられません。
ちなみに、先ほどご紹介した丸の内サラリーマンは、今ココを生きられているでしょうか?
彼の状態を思い出してみましょう。
明日の大事なプレゼンが頭を占領し、今日が娘の誕生日であることも忘れかけている
まったく今に集中できていませんよね。
日々のタスクに忙殺されると、意識が未来にばかり向いてしまう。目の前にある幸せを噛み締められません。
幸せを感じられない時は、自分に問いかけてみてください。「私は今ココを生きているか?」と。
そもそもあなたは本当に成功したいのか
そもそもあたなは本当に成功したいのでしょうか?
毎日を元気に楽しく生きたいだけで、心の中では成功をそこまで望んでいなかったりしませんか?
あるいは、こんな風に思っていませんか?



ある程度成功したいけど、忙殺されるような生き方は嫌だ
私はこう思っています。
もしあなたも同じ思いであれば、是非今日からは自分の幸せを優先してください。
成功を人生の最優先事項にして、日々の幸せを後回しにするのはやめにしましょう。



頑張ることを否定する意図はありませんよ
成功はきっと幸せの先に待っている


ここまで成功と幸せについて考えてきましたが、あなたはどう感じましたか。
自分は成功を求めていないことに気づいた人もいるでしょう。反対に、それでも自分は成功したいと思った人もいるでしょう。
でも大丈夫。どちらも間違いではありません。どんな生き方を選ぶかは個人の自由です。
世の中には稀に、どれだけ忙しくても疲弊せず走り続けられる人がいます。そんな人は、幸せについて特に意識する必要はないでしょう。
彼らは、「成功を追い求める自分カッコイイ」というポジティブエネルギーで走り続けます。
ただ私のような凡人は、そういう生き方はできません。走り続けると体が疲れます。自分の心にウソをつくと心が疲れます。
あなたも頑張り過ぎて疲れた時は、以下のことを自分に問いかけてみてください。
- 人生の主導権を握っているか
- 今ここを生きているか
あなたが人生の主導権を取り戻し、毎日幸せに過ごせることを祈っています。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。