共働き子育ては本当に大変ですよね。
- 保育園の送り迎えに合わせた出退社
- 子どもの発熱による仕事の切り上げ
- 永遠に終わらない大量の家事
- 夜泣きによる睡眠不足
朝から晩まで時間に追われ、息つく暇もない毎日。生きているというより日々を乗り切っている感覚。

心からリラックスできる時間なんて1分もない…
この記事にたどり着いたということは、あなたもこんな毎日に限界を感じているのではないでしょうか。
つらいですよね…。私も共働きパパの端くれなので、このつらさはよく分かります。睡眠不足が続き倒れたこともあります。
そんな私ではありますが、今は以前に比べだいぶ余裕が出てきました。そう、2つの働き方のおかげで…。
この記事では、私の生活に余裕をもたらしてくれた2つの働き方とその魅力をお伝えします。



その働き方とは次の2つです
- フルリモート
- フルフレックス
どちらかというとパパ向けの内容かもしれませんが、ママにとってもパパの働き方は他人事ではないはず。
よかったら最後までお付き合いください。


- 『いにしえ』運営者
- ミッションは「会社員が人生の主導権を取り戻すキッカケに」
- 発信軸は❶マインド❷キャリア❸資産構築
- 年収1,000万円のアラサー会社員
- HSP気質の2児の父
- 早期の経済的自立(FI)を目指す
共働き子育ては本当にキツイ
共働き子育ては本当に過酷です。リアルな声とデータの両面から、その実態を見てみましょう。
共働き子育てのキツさを嘆く声



まずは、共働き子育てに対するリアルな声を聞いてみます



”限界”というワードが目立つね
共働き子育て世帯の生活実態
次にデータを見ていきます。
内閣府が作成した「令和元年度 家事等と仕事のバランスに関する調査報告書」を見ると、共働き子育て世帯の生活実態が浮き彫りになります。



以下のグラフをご覧ください


注:仕事等には通勤時間も含まれています



イメージどおり、女性は家事・育児の時間が大幅に増えてるね



男性は家事・育児が女性より少ない反面、若手の頃より責任が増すからか仕事の割合が37.1%から41.8%に上昇



41.8%ってことは、仕事に10時間以上使ってる計算だね
これらのデータに基づく私の考察は次のとおり。
男性の業務負荷が大きいことにより、女性に家事・育児の負荷が集中している
男性の労働時間がもう少し減れば家事・育児に時間を充てられると、私は思います。
仕事を減らし育児をしたいパパは結構多い



いやいや、男性が家事・育児やる気がないだけでしょ?
こんな声が聞こえてきそうですね。そこでもう1つデータをピックアップします。
1日の生活時間の配分をどうしたいか(増やしたいか・減らしたいか・現状のままでよいか)を、子育て世帯の男女別に聞いたデータです。



以下のグラフをご覧ください


注:「育児あり・介護なしの子育て世帯」を対象としたデータ



ポイントをまとめると、こんな感じかな
- 女性の30%強が「家事時間」を減らしたい
- 女性の15%強が「育児時間」を減らしたい
- 男性の30%強が「仕事時間」を減らしたい
- 男性の15%弱が「育児時間」を増やしたい
- 男女ともに「くつろぐ時間」を増やしたい
なかでも今回注目したいのは次のこと。
仕事を減らし育児をしたいパパは結構多い
データを見る限り、男性の労働時間の長さがボトルネックになっている可能性は高いです。
共働き子育てを楽にする一般的な解決策
インターネット上の記事や育児本を見ると、以下のような解決策が挙げられています。
- 家事の分担を見直す
- 時短家電を利用する
- カンペキを求めすぎない
- 家事・育児代行サービスを利用する
- 実家の近くに住みサポートしてもらう
私もルンバやドラム式洗濯機は愛用しています。カンペキを求めすぎないマインドも意識しています。これらを実践することで、多少のゆとりが出てくるのは確かです。
でもそれだけじゃ本質的な解決にはならないと思うわけですよ。男性の働き方が変わらない限り小手先のテクニックをいくら駆使しても楽にはなりません。



働き方を変えるっていうけど、どうすればいいのさ…
フルリモート+フルフレックスが救世主に?
この記事の結論をお伝えします。
フルリモート+フルフレックスの働き方が男性の働き方を変える救世主になり得る。私はそう思っています。


フルリモート
フルリモートとは完全リモート勤務のことで、1度もオフィスに出社することなく働ける制度です。
- 自宅
- サテライトオフィス
- カフェetc…
場所を選ばず働けることが特徴で、コロナ禍をきっかけに注目が集まった働き方。郊外に住みながら首都圏の企業で働いたりと、これまでは考えられなかった多様なライフスタイルを可能にしました。
似た言葉にテレワークがありますが、次のような違いがあります。
- テレワーク(リモートワーク):一時的にオフィス外から仕事をすること
- フルリモートワーク:常にオフィス外から仕事をすること



フルリモートなら、満員電車とオサラバできるのか…
フルフレックス
フルフレックスとは働く時間を自由に調整できる制度で、スーパーフレックスとも呼ばれます。
始業時間を早めるかわりに終業時間を早めたり、逆に遅らせたりと、個人の裁量で決めることができます。もちろん会議等の予定があり調整できないケースもありますが、予定が無ければ自由です。
通常のフレックスとの違いは次のとおり。
- フレックス:コアタイムの中で働く時間を調整できる制度
- フルフレックス:働く時間を完全自由に調整できる制度。コアタイムもない



コアタイムは”その間は働け”という決まりだね



コアタイムが10時~16時みたいな会社は良く見るかも
2つの働き方で生活は大きく変わる
フルリモートとフルフレックスの実現により、働き方は大きく変わります。
だって、サラリーマンにとって「通勤時間」と「勤務時間の不自由」ほど苦しいものは無いと思いませんか?この2つから解放されるだけで、平日の生活の質(QOL)は大きく高まる気がしませんか?
私は気分転換のために出社することもありますが、ほぼフルリモート+フルフレックスの働き方を実践。おかげで何とか余裕を保ちながら生活できています。



生活がどう変わるかイメージが沸かないな~



例えばこんなイメージかな
Before(通常勤務) | After(フルリモ+フルフレ) |
---|---|
6時 :起床・身支度・保育園送りなど 7時 :自宅を出る 8時 :会社に着く・仕事開始 17時:会社を出る 18時:自宅に着く 19時:食事・入浴 21時:寝かしつけ 22時:残った家事etc… <前提条件> ・労働時間:8時間労働(休憩1) ・通勤時間:片道1時間 ・保育園 :パパが送り・ママが迎え | 7時 :自宅で仕事開始 16時:仕事を終え保育園お迎え 17時:自宅で子供を見ながら仕事・家事 18時:食事・入浴・家事 20時:寝かしつけ 21時:夫婦で晩酌 22時:自由時間etc… <前提条件> ・労働時間:9時間労働(休憩1) ・通勤時間:在宅勤務のためゼロ ・保育園 :送り・迎えともにパパ | 6時 :起床・身支度・保育園送りなど



右の方が前倒しで色々できているね
- 通勤がないので始業・終業を前倒しできている
- パパが保育園の送迎を両方できている
- 自宅で子供を見ながら仕事・家事ができている
- 就寝前に夫婦の晩酌・自由時間ができている
上のスケジュール例はあくまで一例です。仕事も子育てもイレギュラーの連続なので、毎日がイメージどおりになるとは思っていません。
でもフルリモートとフルフレックスなら大丈夫。むしろイレギュラーがあればあるほど、効果を発揮してくれるはずです。



私はこの2つの働き方に救われています
今の職場で実現できないか模索してみよう
フルリモートとフルフレックスの魅力、なんとなく魅力は伝わりましたでしょうか?
もし気になったら、まずは今の職場で実現できることはないか確認してみてください。使っている人が少ないから気づいていないだけで、実は同じような制度があるかもしれませんよ。
もし制度があったら儲けもの。上司に進言して、遠慮なく使ってしまいましょう。



気を遣う必要はまったくないと思う
フルリモート+フルフレックスの会社に転職するのもアリ
もし今の会社にそうした制度が無ければ、転職するのもアリです。
世の中にはたくさんの会社があります。フルリモート+フルフレックスの会社は探せばきっと出てくるでしょう。
ご参考までに私の例をお話すると、(ほぼ)フルリモート+フルフレックスの会社に待遇を落とすことなく転職できました。転職して本当に良かったです。



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さいごに
さいごにまとめです。
共働き子育てに関する私の考察は次の2つでした。
男性の業務負荷が大きいことにより、女性に家事・育児の負荷が集中している
仕事を減らし育児をしたいパパは結構多い
一般的に言われる次のような解決策は、表面的な解決にはなるけれど本質的な解決にはならない。だからこそ根本にある働き方を見直す必要があるって話でしたね。
- 家事の分担を見直す
- 時短家電を利用する
- カンペキを求めすぎない
- 家事・育児代行サービスを利用する
- 実家の近くに住みサポートしてもらう
人は人生の約3割を仕事に割いていると言われています。忙しい仕事に就いている人は、もっと仕事に時間を割いているはず。私も1日10時間以上は働いているので、人生の半分以上が仕事になっています。
だからこそ働き方が生活に与える影響を軽視してはなりません。働き方の見直しが日々の生活の見直しに直結するからです。
会社に制度の活用を進言するのも、他の会社に転職するのも、決して簡単なことではありません。



でもそれによってあなたの毎日に余裕が出るなら、行動して損はないはず
この記事を読んでフルリモート+フルフレックスの働き方が気になった方は、ぜひ行動に移してみてください。もちろんじっくり考えた上で、ですけどねっ。
最後まで読んで下さりありがとうございました。